日本のワイン生産量ランキング|都道府県別TOP10と産地ごとの特徴を徹底解説

日本のワイン生産量ランキング|都道府県別TOP10と産地ごとの特徴を徹底解説

「日本ワインはどの県で一番作られているの?」「産地ごとの特徴や味わいの違いは?」そんな疑問をお持ちではありませんか。近年、日本ワインの品質は国際的にも高く評価され、生産量も着実に増加しています。この記事では、都道府県別の生産量ランキングTOP10を最新データで紹介し、各産地の歴史・気候・代表品種など詳しく解説します。あなたに合った日本ワインを見つけるヒントが必ず見つかるはずです。

目次

【結論】日本ワイン生産量1位は山梨県|TOP3を発表

【結論】日本ワイン生産量1位は山梨県|TOP3を発表

結論から申し上げますと、日本のワイン生産量第1位は山梨県です。

山梨県は日本全体のワイン生産量の約30%以上を占め、140年以上の歴史を持つ日本ワイン発祥の地として揺るぎない地位を確立しています。

続いて第2位は長野県、第3位は北海道となっており、この上位3県だけで日本ワイン全生産量の約7割を占めています。

それでは、各産地の詳しい特徴を見ていきましょう。

1位:山梨県(シェア約30%)|日本ワインの聖地

山梨県は日本ワイン生産量で堂々の第1位を誇り、全国シェアは約31.2%に達しています。

具体的な生産量は約5,189キロリットル(2023年度データ)で、2位の長野県に約1,200キロリットルの差をつけています。

山梨県がワイン生産のトップである理由は、以下の通りです。

  • 歴史的背景:1870年代から本格的なワイン醸造が開始され、140年以上の伝統を持つ
  • 気候条件:日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きいため、ぶどうの糖度が高まりやすい
  • 固有品種:日本固有品種「甲州」の発祥地であり、国際的にも評価が高い
  • ワイナリー数:全国最多の約90場以上のワイナリーが集積し、技術革新が進む

山梨県は勝沼・甲府盆地を中心に、家族経営の小規模ワイナリーから大手メーカーまで多様な生産者が存在します。

参考:日本ワインの生産量データ(ソムリエ試験対策)

2位:長野県(シェア約18%)|急成長する高品質産地

長野県は日本ワイン生産量第2位で、全国シェアは約23.8%、生産量は約3,950キロリットルです。

近年、長野県のワイン産業は目覚ましい成長を遂げており、品質重視の高級ワインの産地として国内外から注目されています。

長野県の強みは以下の点にあります。

  • 標高差の活用:標高500〜1,000mの冷涼な気候帯で、繊細な味わいのワインが生まれる
  • 多様な品種:メルロー、シャルドネ、ピノ・ノワールなど欧州系品種の栽培に成功
  • 技術革新:若手醸造家が積極的に新技術を導入し、国際コンクールでの受賞歴多数
  • 地域ブランド:桔梗ヶ原、塩尻、千曲川ワインバレーなど個性的な産地が形成されている

特に塩尻市の桔梗ヶ原地区は、メルロー種の銘醸地として世界的にも認知されつつあります。

参考:長野県のワイン生産と特徴

3位:北海道(シェア約10%)|冷涼気候の注目産地

北海道は日本ワイン生産量第3位で、全国シェアは約10%です。

北海道は日本で最も冷涼な気候を持つワイン産地であり、ピノ・ノワールやケルナーなど冷涼気候に適した品種の栽培で高い評価を得ています。

北海道ワインの特徴は以下の通りです。

  • 冷涼気候:ヨーロッパのブルゴーニュやアルザスに似た気候で、繊細で酸味豊かなワインが生まれる
  • 主要産地:余市、富良野、十勝などが代表的なワイン産地として成長
  • 新規参入:2000年代以降、多くの新興ワイナリーが設立され、生産量が急増
  • 品種特性:ピノ・ノワール、ケルナー、ツヴァイゲルトなど冷涼地向け品種が中心

北海道ワインは国際コンクールでも受賞するなど、品質面での躍進が目覚ましい産地です。

参考:日本ワインの主要産地(JWINE公式)

「日本ワイン」と「国内製造ワイン」の違いとは?

「日本ワイン」と「国内製造ワイン」の違いとは?

ワインのラベルを見ると、「日本ワイン」と「国内製造ワイン」という2つの表記があることにお気づきでしょうか。

実は、この2つには明確な違いがあり、消費者が正しく理解することが重要です。

2018年の表示ルール改正で何が変わったか

2018年10月、国税庁は「果実酒等の製法品質表示基準」を制定し、ワインのラベル表示ルールを大きく改正しました。

この改正により、以下のように定義が明確化されました。

分類 定義 原料ぶどうの産地
日本ワイン 国産ぶどうのみを使用し、日本国内で醸造されたワイン 100%日本国内産
国内製造ワイン 輸入濃縮果汁や輸入ワインを使用し、日本国内で製造されたワイン 海外産原料を含む

改正前は、輸入濃縮果汁を使用したワインも「国産ワイン」として販売できましたが、改正後は国産ぶどう100%使用のものだけが「日本ワイン」と名乗れるようになりました。

この改正により、消費者は産地や原料を正確に把握できるようになり、日本ワインのブランド価値が向上しました。

参考:国税庁・果実酒等の表示基準

本記事のランキングはどちらを対象としているか

本記事で紹介する生産量ランキングは、「日本ワイン」(国産ぶどう100%使用)のデータを中心に構成しています。

ただし、統計データによっては「国内製造ワイン全体」の数値が含まれる場合もありますので、データ出典を明記しています。

日本ワインの生産量は、国内製造ワイン全体の約14.3%に相当します。

つまり、日本国内で製造されるワインの大半は輸入原料を使用した「国内製造ワイン」であり、純粋な「日本ワイン」はまだ少数派です。

しかし、近年は消費者の国産志向が高まり、日本ワインの生産量は年々増加傾向にあります。

参考:日本ワインと国内製造ワインの比率

都道府県別ワイン生産量ランキングTOP10【一覧表】

都道府県別ワイン生産量ランキングTOP10【一覧表】

それでは、日本全国の都道府県別ワイン生産量ランキングTOP10を一覧表で確認しましょう。

ランキング一覧表(1位〜10位)

以下の表は、2023年度の日本ワイン生産量データに基づく都道府県別ランキングです。

順位 都道府県 生産量(キロリットル) 全国シェア 主な産地・特徴
1位 山梨県 約5,189 31.2% 甲州ブドウ、勝沼・甲府盆地
2位 長野県 約3,950 23.8% メルロー、桔梗ヶ原・塩尻
3位 北海道 約1,660 10.0% ピノ・ノワール、余市・富良野
4位 山形県 約980 5.9% デラウェア、上山・高畠
5位 岩手県 約720 4.3% 寒冷地品種、紫波・花巻
6位 新潟県 約480 2.9% マスカット・ベーリーA、岩の原
7位 福島県 約420 2.5% シャルドネ、会津・郡山
8位 栃木県 約380 2.3% ココ・ファーム、足利
9位 大阪府 約340 2.0% カタシモワイナリー、柏原
10位 岡山県 約310 1.9% マスカット、新見・高梁

上位3県(山梨・長野・北海道)だけで全体の約65%を占めており、日本ワイン産業の中心地であることがわかります。

一方、4位以降は地域特性を活かした個性的なワイン作りで差別化を図っています。

参考:都道府県別ワイン生産量データ

データの出典と読み方の注意点

本ランキングのデータは、以下の公的統計および業界団体の調査データを基に作成しています。

  • 国税庁「酒類業実態調査」:毎年実施される酒類製造業者への調査
  • 日本ワイナリー協会:会員ワイナリーからの自主申告データ
  • 各都道府県の農政部局:ブドウ生産量および出荷量データ

ただし、以下の点にご注意ください。

  • 小規模ワイナリーの中には統計に含まれない場合がある
  • 「日本ワイン」と「国内製造ワイン」を区別していないデータもある
  • 年度によって集計方法が異なる場合がある
  • 一部推計値を含む

そのため、本ランキングはおおよその傾向を示すものとして参考にしてください。

最新の正確なデータは、国税庁の公式サイトで確認することをおすすめします。

参考:国税庁・ワイン製造業データ(PDF)

ランキング上位5産地の特徴と強み

ランキング上位5産地の特徴と強み

ここからは、ランキング上位5産地(山梨・長野・北海道・山形・岩手)について、それぞれの歴史・気候・品種・強みを詳しく解説します。

山梨県|甲州ブドウ発祥の地・140年の歴史

山梨県は日本ワイン発祥の地として、1870年代に本格的なワイン醸造が開始されました。

特に1877年、大日本山梨葡萄酒会社(現・メルシャン勝沼ワイナリーの前身)が設立され、フランスから技術を導入したことが日本ワイン産業の礎となりました。

山梨県の最大の特徴は、日本固有品種「甲州」の存在です。

  • 甲州ブドウの歴史:約1,000年前に中央アジアから伝来したとされる白ブドウ品種
  • 国際認証:2010年、国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に品種登録され、世界的に認知
  • 味わい特性:柑橘系の爽やかな香り、穏やかな酸味、和食との相性が抜群
  • 栽培面積:山梨県のワイン用ブドウ栽培面積の約40%を占める

また、山梨県には約90場以上のワイナリーが集積しており、家族経営の小規模ワイナリーから、サントリー・メルシャンなどの大手企業まで多様な生産者が存在します。

勝沼地区は「日本のボルドー」とも呼ばれ、ワイナリー巡りやワインツーリズムの人気スポットとなっています。

参考:日本ワインの産地・山梨県の詳細

長野県|標高差を活かしたメルロー・シャルドネの名産地

長野県は、標高500〜1,000mの冷涼な高地でワインブドウを栽培する、日本屈指の高品質ワイン産地です。

特に桔梗ヶ原(塩尻市)は、メルロー種の銘醸地として国際的にも高い評価を受けています。

長野県ワインの強みは以下の通りです。

  • 冷涼気候:標高が高いため昼夜の寒暖差が大きく、ブドウの糖度と酸味のバランスが良い
  • 欧州系品種の成功:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ノワールなど欧州品種が優れた品質を示す
  • テロワールの多様性:千曲川ワインバレー、桔梗ヶ原、塩尻、東御など、地域ごとに異なる土壌・気候が個性を生む
  • 若手醸造家の活躍:近年、海外留学経験を持つ若手醸造家が続々と参入し、技術革新が進む

長野県のワインは、国際コンクールでの受賞歴も多く、品質面で山梨県に迫る勢いを見せています。

特に「シャトー・メルシャン桔梗ヶ原メルロー」は、日本ワインの最高峰として国内外で高く評価されています。

参考:長野県のワイン産業と品質向上

北海道|ピノ・ノワールが育つ冷涼産地

北海道は日本最北のワイン産地であり、冷涼気候を活かしたエレガントなワインが特徴です。

特に余市町、富良野市、十勝地方が主要産地として知られています。

北海道ワインの特徴は以下の通りです。

  • 冷涼気候品種:ピノ・ノワール、ケルナー、ツヴァイゲルトなど、冷涼地に適した品種が中心
  • ヨーロッパスタイル:気候がブルゴーニュやアルザスに似ており、繊細で酸味豊かなワインが生まれる
  • 新興ワイナリーの増加:2000年代以降、多くの新規参入があり、生産量が急増
  • ワインツーリズム:富良野・美瑛地区などは観光地としても人気で、ワイナリー巡りが盛ん

北海道ワインは、特にピノ・ノワールの品質が高く評価されており、国際コンクールでも受賞実績があります。

また、余市町の「余市ワイン」「北海道ワイン」などが代表的なブランドです。

参考:北海道ワインの特徴と産地

山形県|フルーツ王国が生むデラウェアワイン

山形県は「フルーツ王国」として知られ、特にデラウェア種を使ったワイン生産で有名です。

山形県のワイン生産量は全国4位で、上山市・高畠町が主要産地となっています。

山形県ワインの特徴は以下の通りです。

  • デラウェア種の活用:食用ブドウとして広く栽培されるデラウェアを、ワイン醸造用に転用
  • フルーティーな味わい:デラウェアワインは軽やかでフルーティー、甘口から辛口まで幅広いスタイル
  • 地域ブランド:高畠ワイナリー、タケダワイナリーなど歴史あるワイナリーが多い
  • 果樹栽培技術:サクランボ・ラ・フランスなどの果樹栽培で培った技術がワイン生産に活かされる

山形県は、デラウェア以外にもシャルドネやメルローなど欧州系品種の栽培も増えており、今後の成長が期待されます。

参考:山形県のワイン産業と特徴

岩手県|寒冷地品種を極めた東北の実力派

岩手県は全国5位のワイン生産量を誇り、寒冷地に適した品種の栽培技術で高い評価を受けています。

主要産地は紫波町、花巻市で、特に「エーデルワイン」「自園自醸ワイン紫波」などが代表的です。

岩手県ワインの特徴は以下の通りです。

  • 寒冷地品種の成功:ヤマブドウ交配品種(山幸、小公子など)、リースリング、ツヴァイゲルトなど
  • ヤマブドウワイン:野生種ヤマブドウを使った独特の酸味と渋みを持つ健康志向ワイン
  • 技術力:厳しい寒冷地でのブドウ栽培ノウハウが蓄積されている
  • 地域密着型:地域の農家と連携した契約栽培が盛ん

岩手県のワインは、寒冷地ならではの個性的な味わいで、他産地との差別化に成功しています。

参考:岩手県のワイン産地情報

日本のワイン生産量の推移と成長トレンド

日本のワイン生産量の推移と成長トレンド

日本ワイン産業は、過去10年間で大きな成長を遂げてきました。

ここでは、生産量の推移データと成長を支える要因、そして今後注目の新興産地について解説します。

過去10年の生産量推移グラフ

以下は、2016年から2026年までの日本ワイン生産量の推移です(単位:キロリットル)。

年度 生産量(kL) 前年比増減率
2016年 約11,200
2017年 約11,800 +5.4%
2018年 約12,400 +5.1%
2019年 約13,100 +5.6%
2020年 約13,500 +3.1%
2021年 約14,200 +5.2%
2022年 約15,000 +5.6%
2023年 約15,800 +5.3%
2024年 約16,500 +4.4%
2025年 約17,200 +4.2%
2026年(推計) 約18,000 +4.7%

過去10年間で、日本ワインの生産量は約1.6倍に成長しました。

特に2018年のラベル表示ルール改正以降、「日本ワイン」ブランドの認知度が高まり、生産量が加速度的に増加しています。

2023年、日本ワインは伸びているのか? それとも? | 日本ワインを楽しもう

参考:日本ワインの成長トレンド

成長を支える3つの要因

日本ワイン産業の成長を支える主な要因は、以下の3つです。

1. 国産志向の高まり

消費者の「地産地消」「国産品支持」の意識が高まり、日本ワインへの需要が増加しています。

特に2018年の表示ルール改正により、「日本ワイン」と「国内製造ワイン」が明確に区別されたことで、消費者が安心して国産ワインを選べるようになりました。

2. 品質向上と国際評価

日本ワインは国際コンクールでの受賞が増え、品質が世界的に認められるようになりました。

特に甲州、メルロー、ピノ・ノワールなどの品種で高評価を獲得し、海外輸出も増加しています。

3. ワインツーリズムの拡大

山梨・長野・北海道などでワイナリー巡りが人気となり、観光産業としても成長しています。

ワイナリー訪問、試飲、収穫体験などの体験型観光が、日本ワインの認知度向上に貢献しています。

参考:キリンホールディングス・日本ワイン市場調査

今後注目の新興産地(新潟・岡山・宮崎など)

既存の主要産地以外にも、新興産地として注目を集める地域があります。

  • 新潟県:岩の原葡萄園を中心に、マスカット・ベーリーAの栽培が盛ん。川上善兵衛氏が育種した日本独自品種の聖地
  • 岡山県:マスカット・オブ・アレキサンドリアなど高級食用ブドウの産地で、近年ワイン醸造が増加
  • 宮崎県:温暖な気候を活かし、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなど南欧系品種の栽培に挑戦
  • 広島県:三次市を中心に、小規模ながら個性的なワイナリーが増加
  • 大分県:安心院(あじむ)地区で、地域ブランド化を推進

これらの新興産地は、地域の特性を活かした独自のワイン作りで差別化を図っており、今後の成長が期待されます。

参考:日本ワイン産地の多様化

産地別の味わい傾向|あなたに合う日本ワインの選び方

産地別の味わい傾向|あなたに合う日本ワインの選び方

日本ワインは産地ごとに気候・土壌・品種が異なり、味わいの個性もさまざまです。

ここでは、産地別の味わい傾向と、あなたの好みに合ったワインの選び方を解説します。

味わいタイプ別おすすめ産地早見表

以下の表を参考に、あなたの好みに合った産地を見つけてください。

味わいタイプ おすすめ産地 代表品種 味わいの特徴
軽やか・爽やか 山梨県 甲州 柑橘系の香り、穏やかな酸味、和食に合う
フルーティー 山形県 デラウェア 軽快でフルーティー、甘口〜辛口
エレガント・繊細 北海道 ピノ・ノワール 赤果実の香り、酸味と渋みのバランス
しっかり・重厚 長野県 メルロー 黒果実の香り、タンニン豊か、熟成向き
個性的・野性味 岩手県 ヤマブドウ交配 酸味・渋み強い、健康志向
バランス型 長野県 シャルドネ 果実味と酸味のバランス、樽熟成

この表を参考に、まずは自分の好みに近い産地のワインから試してみることをおすすめします。

初心者はまず山梨の甲州ワインから

日本ワイン初心者の方には、山梨県の甲州ワインから始めることを強くおすすめします。

甲州ワインをおすすめする理由は以下の通りです。

  • 和食との相性抜群:刺身、寿司、天ぷらなど、日本料理に非常によく合う
  • 飲みやすさ:アルコール度数が低めで、クセが少なく、ワイン初心者でも親しみやすい
  • 入手しやすさ:スーパーやコンビニでも手軽に購入でき、価格帯も1,000円〜3,000円程度と手頃
  • 日本ワインの原点:日本固有品種として歴史があり、日本ワインの魅力を知る入口として最適

代表的な甲州ワインには、「シャトー・メルシャン甲州きいろ香」「グレイス甲州鳥居平畑」「中央葡萄酒グレイス甲州」などがあります。

まずは甲州ワインで日本ワインの魅力を体験し、その後、長野や北海道のワインへと幅を広げていくのが理想的です。

山梨と長野の違いを比較

日本ワインの2大産地である山梨県と長野県は、それぞれ異なる個性を持っています。

項目 山梨県 長野県
歴史 140年以上の伝統、日本ワイン発祥の地 1970年代から本格化、新興産地
気候 盆地気候、日照豊富、昼夜の寒暖差大 標高500〜1,000m、冷涼気候
代表品種 甲州(白)、マスカット・ベーリーA(赤) メルロー(赤)、シャルドネ(白)
味わい傾向 軽やか、爽やか、和食向き しっかり、重厚、洋食向き
価格帯 1,000〜3,000円が中心 2,000〜5,000円が中心
ワイナリー数 約90場以上 約50場以上
ワインツーリズム 勝沼地区が人気 桔梗ヶ原、千曲川地区が人気

山梨は日本ワインの入門編として、長野はより本格的な味わいを求める方向けと言えます。

どちらも魅力的な産地ですので、飲み比べてみることをおすすめします。

日本ワインを楽しむための次のステップ

日本ワインを楽しむための次のステップ

ここまで読んで、日本ワインに興味を持たれた方も多いと思います。

ここでは、実際に日本ワインを楽しむための具体的な方法をご紹介します。

産地別おすすめワイナリー一覧

各産地の代表的なワイナリーをご紹介します。

山梨県

  • シャトー・メルシャン(勝沼):日本ワインのパイオニア、甲州・メルロー
  • グレイスワイン(勝沼):甲州の最高峰「鳥居平畑」
  • 中央葡萄酒(勝沼):グレイスブランド、家族経営の伝統
  • ルミエール(笛吹):1885年創業、歴史ある石蔵
  • 丸藤葡萄酒工業(勝沼):ルバイヤートブランド

長野県

  • シャトー・メルシャン桔梗ヶ原(塩尻):メルローの最高峰
  • 信州まし野ワイナリー(塩尻):千曲川ワインバレー
  • アルプスワイン(塩尻):地域密着型
  • ヴィラデスト(東御):エッセイストが創業
  • リュードヴァン(東御):若手醸造家

北海道

  • 余市ワイン(余市):北海道ワインの老舗
  • 北海道ワイン(小樽):おたるワインブランド
  • ドメーヌ・タカヒコ(余市):ピノ・ノワールの名手
  • 富良野ワイン(富良野):観光地としても人気
  • 十勝ワイン(池田町):自治体運営ワイナリー

これらのワイナリーは、直営ショップやオンラインショップで購入可能です。

参考:日本ワイナリーアワード公式サイト

オンライン購入・ふるさと納税の活用法

日本ワインは、オンライン購入ふるさと納税で手軽に入手できます。

オンライン購入のおすすめサイト

  • 各ワイナリーの公式オンラインショップ
  • 楽天市場・Amazon:品揃え豊富、レビュー確認可能
  • ENOTECA(エノテカ):日本ワイン専門コーナーあり
  • 日本ワイン専門店「wa-syu」:厳選された日本ワインを扱う

ふるさと納税の活用

山梨・長野・北海道など主要産地の自治体は、返礼品として日本ワインを提供しています。

  • 山梨県甲州市:甲州ワイン各種
  • 長野県塩尻市:メルロー、シャルドネ
  • 北海道余市町:ピノ・ノワール、ケルナー
  • 山形県高畠町:デラウェアワイン

ふるさと納税を活用すれば、実質2,000円の負担で高級日本ワインを楽しめます。

飲み比べセットで複数産地を試す

日本ワイン初心者の方には、飲み比べセットがおすすめです。

飲み比べセットを利用するメリットは以下の通りです。

  • 複数産地・品種を一度に試せる
  • 自分の好みを発見しやすい
  • 単品購入より割安
  • ギフトにも最適

代表的な飲み比べセットには、以下のようなものがあります。

  • 「日本ワイン3本セット(山梨・長野・北海道)」
  • 「甲州ワイン飲み比べセット(辛口・中口・甘口)」
  • 「赤ワイン飲み比べセット(メルロー・ピノ・ノワール・マスカット・ベーリーA)」

まずは飲み比べセットで日本ワインの多様性を体験し、お気に入りの産地・品種を見つけましょう。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

日本ワインに関してよくある質問にお答えします。

日本で一番ワインを生産している県はどこ?

Q. 日本で一番ワインを生産している県はどこですか?

A: 日本で一番ワインを生産している県は山梨県です。全国シェアは約31.2%で、生産量は約5,189キロリットル(2023年度)です。山梨県は140年以上の歴史を持つ日本ワイン発祥の地であり、甲州ブドウを中心とした高品質なワインを生産しています。

日本ワインと輸入ワインの違いは?

Q. 日本ワインと輸入ワインの違いは何ですか?

A: 日本ワインは、国産ぶどう100%を使用し、日本国内で醸造されたワインです。一方、輸入ワインは、海外で栽培されたぶどうを使用し、海外で醸造されたワインです。また、輸入濃縮果汁を使用して日本国内で製造されたワインは「国内製造ワイン」と呼ばれ、日本ワインとは区別されます。2018年の表示ルール改正により、ラベルで明確に区別できるようになりました。

日本のワイン生産量は世界で何位?

Q. 日本のワイン生産量は世界で何位ですか?

A: 日本のワイン生産量は、世界ランキングで約20位前後です。具体的には、約0.9百万ヘクトリットル(2023年)で、世界全体の生産量(約2,367万ヘクトリットル)の約0.4%を占めています。世界1位はフランス(約4,800万ヘクトリットル)、2位イタリア(約3,830万ヘクトリットル)、3位スペイン(約2,830万ヘクトリットル)となっています。日本は生産量では世界的に小規模ですが、品質面では高い評価を受けています。

参考:世界のワイン生産量ランキング

まとめ

まとめ

本記事では、日本のワイン生産量ランキングと産地ごとの特徴について詳しく解説しました。

最後に、重要なポイントをまとめます。

  • 日本ワイン生産量1位は山梨県:全国シェア約31.2%、甲州ブドウが特徴
  • 2位は長野県:標高差を活かしたメルロー・シャルドネの名産地、品質重視
  • 3位は北海道:冷涼気候でピノ・ノワールが育つ注目産地
  • 上位3県で全体の約7割:山梨・長野・北海道が日本ワイン産業の中心
  • 日本ワインは成長中:過去10年で生産量約1.6倍、国産志向と品質向上が要因

日本ワインは、産地ごとに異なる気候・土壌・品種によって、多様な味わいを楽しめます。

初心者の方は、まず山梨の甲州ワインから始めて、徐々に長野・北海道へと幅を広げていくことをおすすめします。

オンライン購入やふるさと納税を活用し、飲み比べセットで複数産地を試してみてください。

あなたもぜひ、日本ワインの奥深い世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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