ワインのガラス栓とは?コルクとの違い・開け方・保存方法を徹底解説

ワインのガラス栓とは?コルクとの違い・開け方・保存方法を徹底解説

ワインボトルの栓がコルクではなくガラス製だった経験はありませんか?「これはどうやって開けるの?」「品質は大丈夫?」と戸惑う方も多いはずです。ガラス栓(Vino-Lok)は、ヨーロッパを中心に急速に普及している新しいワインの栓で、コルク臭のリスクがなく、道具なしで開けられる優れた密閉方式です。この記事では、ガラス栓の基礎知識から開け方・保存方法・おすすめワインまで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。

目次

【30秒でわかる】ガラス栓ワインの特徴まとめ

【30秒でわかる】ガラス栓ワインの特徴まとめ

忙しい方のために、ガラス栓ワインの要点を先にまとめます。

  • 正式名称はVino-Lok(ヴィノ・ロック):ガラス製の栓にOリング(シリコンまたはポリエチレン製ガスケット)が付いた構造
  • コルクスクリュー不要:手でひねって引き抜くだけで開栓できる
  • ブショネ(コルク臭)のリスクゼロ:ガラス素材のためコルク由来のTCA汚染が発生しない
  • 再封可能:飲み残しを簡単に密閉して保存できる
  • 主な産地:ドイツ・オーストリア・アルザス(フランス)のワインに多く採用
  • 価格帯:1,500円〜5,000円が中心で、デイリーから贈り物まで幅広い
  • デメリット:長期熟成向きではなく、取扱店舗がまだ限られる

この特徴を頭に入れた上で、以下で詳しく解説していきます。

ガラス栓(Vino-Lok)とは?基礎知識と仕組み

ガラス栓(Vino-Lok)とは?基礎知識と仕組み

ガラス栓は見た目のインパクトだけでなく、優れた機能性を持つ栓システムです。

まずはその構造・歴史・普及状況について詳しく見ていきましょう。

ガラス栓の正式名称と構造【図解】

ガラス栓の正式名称は「Vino-Lok(ヴィノ・ロック)」です。

ドイツの大手ガラスメーカーALCOA(後にOwens-Illinois系列)が開発し、現在はチェコのVinolok社(旧Preciosa社)が主要な製造元として知られています。

構造はシンプルで、主に以下の2パーツで構成されています。

  • ガラス製の栓本体:透明で高品質なガラスが使用され、ボトルの口径に合わせた形状になっている。上部(持ち手部分)は少し太く、下部(挿入部分)は細くなっている
  • Oリング(ガスケット):ポリエチレンまたはシリコン製の弾性リングで、栓の挿入部分に装着されている。これがボトル内壁と密着することで密閉性を確保する

Oリングの素材によって酸素透過率がわずかに異なり、シリコン製は酸素透過率が極めて低く(約0.001〜0.002cc/日)、コルクより高い密閉性を発揮します。

ボトル外側はアルミや樹脂製のキャップシール(ラッパー)で覆われており、開封前の清潔さと見た目の美しさを保っています。

ガラス栓はいつ・なぜ生まれた?開発の背景

Vino-Lokが開発されたのは2000年代初頭のことです。

背景には、コルク栓が抱える深刻な問題「ブショネ(コルク臭汚染)」があります。

コルク栓由来のTCA(2,4,6-トリクロロアニソール)という化合物がワインに移行すると、カビや湿ったダンボール箱のような不快な臭いが発生します。

このブショネの発生率は諸説ありますが、全コルク栓ワインの約2〜5%に発生するとされており、生産者にとっても消費者にとっても大きな損失でした。

1990年代後半からスクリューキャップが代替として普及し始めましたが、「安っぽい印象」「高級ワインには合わない」というイメージの問題がありました。

そこで、高級感を保ちつつブショネリスクをゼロにする栓として開発されたのがVino-Lokです。

2003年の発明後、2004年頃からドイツのワイナリーが試験的に採用し始め、その後オーストリアやアルザスのプレミアムワインにも広がりました。

ガラス栓が採用される産地と生産者の傾向

Vino-Lokは現在、主に以下の産地・生産者で採用されています。

  • ドイツ(最多):リースリングを中心とした白ワインで採用率が高い。モーゼル、ラインガウ、ラインヘッセン地方の生産者に多く見られる
  • オーストリア:グリューナー・フェルトリーナーやリースリングで採用。Domäne Wachau(ドメーネ・ヴァッハウ)など有名生産者が積極採用
  • フランス・アルザス:繊細な白ワインを生産するアルザス地方でも採用が増加中
  • その他:スイス、チェコ、スロバキアの一部ワイナリーでも採用例あり

採用する生産者の傾向として、「品質への強いこだわり」「テロワール重視」「早飲みスタイルのフレッシュな白ワイン」を生産するワイナリーが多い傾向があります。

価格帯もデイリーワインから1万円を超えるプレミアムワインまで幅広く、決して低品質のワインだけに使われる栓ではありません。

ガラス栓・コルク・スクリューキャップの違いを徹底比較

ガラス栓・コルク・スクリューキャップの違いを徹底比較

ワインの栓は大きく3種類に分けられます。それぞれの特性を正しく理解することで、選び方や保存方法の判断に役立ちます。

比較項目 ガラス栓(Vino-Lok) 天然コルク スクリューキャップ
密閉性 非常に高い 中〜高(個体差あり) 高い
酸素透過率 極めて低い 低〜中 ほぼゼロ〜極低
ブショネリスク なし あり(約2〜5%) なし
開けやすさ ◎ 道具不要 △ コルクスクリュー必要 ◎ 道具不要
再封 ◎ 簡単 × 困難 ◎ 簡単
長期熟成 △ 短〜中期向き ◎ 長期向き △ 短〜中期向き
高級感 ◎ 非常に高い ◎ 高い(伝統的) △ やや低め
環境負荷 リサイクル可 天然素材・持続可能 アルミ・リサイクル可

密閉性と酸素透過率の違い

ワインの品質保持において、密閉性と酸素透過率は非常に重要な要素です。

天然コルクの酸素透過率は約0.001〜0.01cc/日で、個体によってバラつきがあります。

この微量な酸素の出入りが長期熟成において複雑な香りや味わいを生み出す一方、保存環境が悪いと酸化につながります。

ガラス栓(Vino-Lok)は酸素透過率が約0.001〜0.002cc/日と非常に低く安定しており、Oリングの種類によってはほぼゼロに近い数値を実現します。

スクリューキャップはライナー(内蓋素材)によって異なりますが、Saran(サラン)ライナー使用時はほぼゼロ、Tin(スズ)ライナーでは若干の透過があります。

フレッシュな白ワインやアロマティックなワインにとって、ガラス栓の安定した低酸素透過率は果実味や香りを長く保持するのに理想的です。

ブショネ(コルク臭)リスクの有無

ブショネとは、コルク栓が原因でワインに「濡れた段ボール」「カビ」「泥」のような不快な臭いが移ってしまう現象です。

原因物質はTCA(2,4,6-トリクロロアニソール)で、コルクの製造過程や保管中に発生します。

ガラス栓はガラスとシリコン/ポリエチレンのみで構成されるため、TCAが発生する余地が一切なく、ブショネリスクはゼロです。

スクリューキャップも同様にブショネリスクはありません。

高品質な天然コルクでもブショネの可能性はゼロにできないため、この点ではガラス栓は明確な優位性を持ちます。

開けやすさ・再封のしやすさ比較

実用面での使い勝手を比較すると、ガラス栓はコルクに対して大きな優位性があります。

天然コルクはソムリエナイフやウイング型コルクスクリューなどの専用器具が必要で、力の弱い方や慣れていない方には難しい場合があります。

一方、ガラス栓は素手でひねって引き抜くだけで開栓でき、器具は一切不要です。

再封については、コルクは一度抜くと膨らんで元に戻りにくく、再び挿しても密閉性が大幅に低下します。

ガラス栓は再封も非常に簡単で、挿し直すだけで開栓前に近い密閉状態を回復できます。

スクリューキャップも再封は容易ですが、デザイン面ではガラス栓の方が圧倒的な高級感があります。

ガラス栓ワインのメリット5つ

ガラス栓ワインのメリット5つ

ガラス栓(Vino-Lok)を選ぶ理由は複数あります。

以下の5つのメリットを詳しく解説します。

ブショネの心配がゼロ

ガラス栓最大のメリットは、ブショネが絶対に発生しないことです。

レストランや家庭でコルクワインを開けたとき、「なんか変な臭いがする…」という経験をしたことがある方は多いはずです。

ブショネが発生すると、そのワインは飲めなくなります。高価なワインほどダメージは大きく、特別な席での失敗は取り返しがつきません。

ガラス栓なら「開けたら必ずそのワイン本来の味がする」という安心感が得られます。

記念日のディナーや大切なギフトに、ガラス栓ワインを選ぶ理由の一つです。

道具不要で簡単に開栓できる

コルクスクリューは一切不要で、手だけで開栓できます。

アウトドアやピクニック、旅行先など、器具を持ち歩けない場面でも簡単に楽しめます。

コルクの開栓で「途中でコルクが折れた」「ボロボロになってワインに入ってしまった」というトラブルも、ガラス栓では絶対に起きません。

力が弱い方、高齢の方、ワイン初心者にとって特に大きなメリットです。

開け方は後の章で詳しく解説しますが、基本は「ひねって引き抜く」だけで、誰でも5秒以内に開栓できます。

再封して保存できる

ガラス栓は飲み残したワインを元の栓で再封できるのが大きな特徴です。

天然コルクは一度抜くと再挿入が難しく、別のワイン栓やラップで代用するしかありませんでした。

ガラス栓を元のボトルに戻してひねるだけで、Oリングが再び内壁に密着して密閉状態を回復します。

冷蔵庫に立てて保存することで、開封後2〜3日は十分美味しく飲める状態を維持できます。

「一度に全部飲みきれない」方や、毎晩グラス1〜2杯だけ楽しむライフスタイルの方に特に向いています。

見た目がスタイリッシュでギフトにも最適

ガラス栓はボトルを棚に並べたとき、その透明感と洗練されたデザインが際立ちます

一般的なコルクやスクリューキャップに比べて視覚的なインパクトが強く、特別感を演出できます。

誕生日、結婚祝い、昇進祝いなどのギフトシーンでも、受け取った側に「特別なワインをもらった」という印象を与えられます。

おしゃれなワインショップでも、ガラス栓ワインはディスプレイとして目を引く存在です。

SNS映えする点でも人気が高く、食卓やワインセラーに飾るだけで絵になります。

環境にやさしい(リサイクル可能)

ガラスは100%リサイクル可能な素材であり、何度でも再生利用できます。

コルク栓も天然素材ですが、採取後のコルク樫の木が完全に回復するまで9〜10年かかるとされており、需要増加による資源枯渇が懸念されています。

アルミ製スクリューキャップはリサイクル可能ですが、精製・加工に大きなエネルギーを要します。

ガラス栓はガラスリサイクルシステムに乗せることができ、環境負荷を最小限に抑えられます。

サステナブルな消費を意識する現代の消費者にとって、ガラス栓という選択はエコな意思表示にもなります。

ガラス栓ワインのデメリット3つ

ガラス栓ワインのデメリット3つ

ガラス栓には多くのメリットがある一方で、購入前に知っておくべきデメリットも存在します。

正直に3つのデメリットを解説します。

長期熟成には不向きな場合がある

ガラス栓の酸素透過率は非常に低いため、長期熟成(10年以上)を目的とするワインには不向きな場合があります

高品質な天然コルクは、微量の酸素をゆっくりとワインに取り込むことで、複雑な熟成香や味わいの深みを引き出します。

ガラス栓は酸素をほぼ完全に遮断するため、コルクによる熟成プロセスが起きにくく、熟成酒特有の「第三アロマ(ブーケ)」が発達しにくいという研究結果もあります。

ただし、これは10年・20年単位の長期熟成を前提とした話であり、3〜5年の中期熟成であれば問題ないケースも多いとされています。

ガラス栓ワインの多くは「フレッシュに早めに飲む」スタイルのワインが中心であるため、実際に購入する大多数の消費者には問題になりません。

取り扱い店舗・銘柄がまだ限定的

ガラス栓ワインはヨーロッパでの普及は進んでいますが、日本国内での取り扱い店舗・銘柄はまだ限られています

スーパーやコンビニではほとんど見かけることがなく、専門のワインショップや通販サイトが主な購入先になります。

また、コルクワインと比べると選択肢の幅が狭く、「この産地のガラス栓ワインが飲みたい」という場合に見つからないことがあります。

通販であれば選択肢は広がりますが、実際に手に取って選べない点は国内市場での課題です。

今後、輸入量の増加と共に取扱店舗が増えることが期待されています。

落下時に割れるリスクがある

ガラス素材の宿命として、落下・強い衝撃を受けた際に割れるリスクがあります

コルクやスクリューキャップは柔軟な素材のため、落としても変形するだけで割れることはありません。

ガラス栓が割れると、破片がボトル内に混入する危険性もあるため、特に注意が必要です。

栓部分は高品質なガラスで製造されており、通常の使用では割れることはほとんどありませんが、硬い床への落下などには注意してください。

保管時はボトルごと安定した場所に立てて保存し、衝撃を与えないよう心がけましょう。

【図解】ガラス栓ワインの開け方3ステップ

【図解】ガラス栓ワインの開け方3ステップ

初めてガラス栓ワインを手にしたとき、「どうやって開けるの?」と戸惑う方が多いです。

実は非常にシンプルで、たった3つのステップで誰でも開けられます

ステップ1:キャップシールを剥がす

ボトルの口を覆っているアルミまたは樹脂製のキャップシール(ラッパーキャップ)を取り外します

多くの製品はシールの下部または側面に切り込みが入っており、指で引っ張るか、ソムリエナイフのカッター部分で切り込みを入れて剥がします。

シールを剥がすと、透明なガラス栓の上部が露出します。

※シールが固い場合はキッチンハサミを使って切り込みを入れると簡単です。

ステップ2:栓を持ってひねる

キャップシールを外したら、ガラス栓の上部(太くなっている持ち手部分)をしっかり握ります

左右どちらの方向にひねっても構いません。軽くひねることでOリングとボトル内壁の密着が外れ、ガタつきを感じるはずです。

このひねる動作が最も重要なステップで、密閉を解除するために必要です。

※栓が滑る場合は、乾いたタオルを使って持つと安定します。

ステップ3:ゆっくり引き抜く

ひねって密閉が外れたら、そのまま真上にゆっくりと引き抜きます

急いで引き抜くとワインが飛び跳ねることがあるため、ゆっくり垂直に抜くのがポイントです。

「プコッ」という軽い音と共に抜けることが多く、コルク栓と似た感覚です。

抜いた栓はきれいな状態を保っているため、後の再封に使用できます。テーブルに置く際はOリング部分を上にして、汚れがつかないよう注意しましょう。

固くて開かないときの対処法3つ

新品のガラス栓や長期保存後のボトルでは、栓が固くて開かない場合があります。そんなときの対処法を3つ紹介します。

  1. タオルやゴム手袋を使う:滑り止め効果でグリップが増し、力が伝わりやすくなります。キッチン用のゴム手袋が特に効果的です。
  2. ぬるま湯で温める:ボトルの首部分(栓の周辺)にぬるま湯(40〜50℃)をかけると、ガラスが若干膨張して外しやすくなることがあります。ただし熱湯は避けてください。
  3. ボトルを安定させて両手で回す:片手でボトルをしっかり持ち、もう片方の手で栓を強くひねります。二人で行う場合は、一人がボトルを固定し、もう一人が栓を回すと力が入りやすいです。

それでも開かない場合は、Oリングが劣化・固着している可能性があります。購入店に相談することをおすすめします。

ガラス栓ワインの正しい保存方法

ガラス栓ワインの正しい保存方法

せっかくの美味しいワインも、保存方法を誤ると品質が損なわれます。

ガラス栓ワイン特有の保存方法のポイントを解説します。

未開封は立てて保存でOK(横置き不要)

コルク栓のワインは「横置きにしてコルクを湿らせておく必要がある」というのが常識ですが、ガラス栓ワインはその必要がありません

ガラス栓のOリングはワインに浸かっていなくても密閉性を維持できるため、立てて保存しても品質に問題はありません

冷暗所(温度15〜18℃、直射日光を避けた場所)で保存するのが理想的です。

立てて保管できるため、棚のスペースを有効活用でき、インテリアとしても映えます。

開封後は再封して冷蔵庫保存が基本

開封後はガラス栓を元のボトルに戻して再封し、冷蔵庫の野菜室または扉ポケットに立てて保存するのが基本です。

再封する際は、栓を押し込んでからひねると、Oリングが再び密着してしっかり密閉されます。

冷蔵庫内は低温(約4〜8℃)のため、ワインの酸化が遅くなり鮮度を保ちやすくなります。

飲む30〜60分前に冷蔵庫から出して適温に戻してから楽しみましょう。

保存期間の目安と長持ちさせるコツ

開封後のガラス栓ワインの保存期間の目安は以下の通りです。

  • 白ワイン・ロゼワイン:再封冷蔵で2〜3日が美味しさの目安。最長5日程度
  • 赤ワイン:再封冷蔵で3〜5日が目安。タンニンが豊富なものはやや長持ち
  • スパークリングワイン(ガラス栓の場合):炭酸が抜けやすいため1〜2日以内に飲み切るのが理想

長持ちさせるコツとして、ワインポンプ(真空ポンプ)でボトル内の空気を抜いてから再封すると、さらに1〜2日長持ちさせることができます。

また、ボトルを傾けたり振ったりせず、なるべく立てたまま静かに保存することも品質維持のポイントです。

ガラス栓は再利用できる?活用アイデア

ガラス栓は再利用できる?活用アイデア

美しいガラス栓は、ワインを飲み終えた後も捨ててしまうのはもったいないと感じる方も多いはずです。

再利用の可否と、おしゃれな活用方法を紹介します。

再利用の可否と注意点

ガラス栓は基本的に再利用可能ですただし、いくつかの注意点があります。

Oリングが劣化・変形・破損していないか確認してください。Oリングが損傷していると密閉性が失われ、別のボトルへの転用は難しくなります。

元のボトル(同じサイズの口径のもの)に再使用する場合は、Oリングがしっかり内壁に密着するか確認しましょう。

食品の保存に再利用する場合は必ず洗浄・消毒してから使用してください。中性洗剤でOリングも含めて丁寧に洗い、乾燥させます。

Oリングのみの交換用部品は一部のワインアクセサリーショップや通販で入手できる場合もあります。

おしゃれな再利用アイデア3選

  1. オイル・ビネガーボトルの栓として活用:細口のオイルボトルや醤油ボトルにサイズが合えば、ガラス栓をキャップとして再利用できます。透明感があり、キッチンをスタイリッシュに演出できます。
  2. ハーブウォーターやインフューズドオイルの保存に:洗浄・消毒したガラス栓をオシャレな瓶のキャップとして使用。ローズマリーオイルやラベンダーウォーターのボトルに使うと、そのままギフトにもなります。
  3. インテリアオブジェとして飾る:透明なガラスのオブジェとしてそのままシェルフやトレイに並べるだけで、インテリアのアクセントになります。特に複数集めるとミニマルでおしゃれな装飾になります。

ガラス栓ワインの選び方と購入できる場所

ガラス栓ワインの選び方と購入できる場所

いざガラス栓ワインを買いたいと思っても、どれを選べばいいか迷うことがあります。

選び方のポイントと購入場所を紹介します。

産地で選ぶ:ドイツ・オーストリア産が豊富

ガラス栓(Vino-Lok)の採用率が最も高い産地はドイツとオーストリアです。

ドイツ産は、繊細でエレガントなリースリングが代表的です。辛口から甘口まで幅広く、果実の香りとミネラル感が特徴。モーゼル川沿いのワイナリーでガラス栓採用率が高い傾向があります。

オーストリア産は、グリューナー・フェルトリーナーやリースリングが看板品種。白コショウのような独特のスパイシーさと爽快な酸味が特徴で、和食にも合わせやすいです。

フランス・アルザス産はゲヴュルツトラミネールやピノ・グリなどアロマティックな品種が多く、ガラス栓採用ワイナリーが増えています。

価格帯の目安:1,500円〜5,000円が中心

日本で流通しているガラス栓ワインの価格帯は主に1,500円〜5,000円が中心です。

  • 1,500円〜2,500円:デイリーワインとして毎日楽しめるエントリーライン。フレッシュで飲みやすいスタイル
  • 2,500円〜4,000円:品質と価格のバランスが良いメインゾーン。ギフトにもおすすめ
  • 4,000円〜10,000円以上:プレミアムライン。有名生産者や特定のアペラシオン(産地)の厳選品

ガラス栓であること自体が価格の指標になるわけではなく、産地・品種・生産者の品質によって価格は決まります

初心者におすすめのガラス栓ワイン3選

初めてガラス栓ワインを選ぶ方に特におすすめの銘柄・タイプを紹介します。

  1. ドメーネ・ヴァッハウ(オーストリア)のグリューナー・フェルトリーナー「フェーダーシュピール」:ヴァッハウ渓谷の代表的なワイナリー。爽やかな酸味とハーブ香が特徴で、刺身や鶏料理と相性抜群。価格は約2,000〜2,800円前後。
  2. ドイツ・モーゼル産リースリング各種:清涼感あるリースリングの辛口〜中辛口はガラス栓採用が多い。ペトロール香と柑橘系のアロマが特徴。価格は約1,500〜3,000円前後。
  3. アルザス産ゲヴュルツトラミネール:ライチ・バラ・スパイスの豊かな香りが魅力。エスニック料理や中華との相性も良く、ワイン初心者でも香りを楽しみやすい。価格は約2,000〜4,000円前後。

※具体的な銘柄の在庫・価格は各通販サイトや販売店でご確認ください。

ガラス栓ワインが買える通販サイト

日本でガラス栓ワインを購入できる主な通販サイトを紹介します。

  • 楽天市場・Amazon:検索欄で「ガラス栓 ワイン」「Vino-Lok」「ヴィノロック」と検索すると多数ヒット。レビューを参考にしながら選べる
  • ワイン専門通販サイト:エノテカ、ヴェリタス、ワインキングなどのワイン専門ECサイトでは産地・品種・栓の種類で絞り込み検索ができる場合があり便利
  • 輸入ワイン専門店のオンラインショップ:ドイツ・オーストリアワインを専門に扱う輸入業者の直販サイトは品揃えが豊富

実店舗では、大型百貨店のワイン売り場や専門ワインショップで取り扱いがあることが多いです。

ガラス栓ワインに関するよくある質問

ガラス栓ワインについて、よく寄せられる疑問にお答えします。

Q. ガラス栓のワインは安物・品質が低い?

Q. ガラス栓のワインは安物・品質が低いですか?

A: これはまったくの誤解です。ガラス栓(Vino-Lok)の製造コストはコルクより高く、ドメーネ・ヴァッハウのように世界的に評価の高いプレミアムワイナリーでも採用されています。栓の種類はワインの品質と直接関係ありません。むしろ、ブショネリスクをゼロにするために品質へのこだわりが強いワイナリーが積極的に採用しているケースが多いです。

Q. ガラス栓ワインは熟成できない?

Q. ガラス栓ワインは熟成できないのでしょうか?

A: 短〜中期熟成(1〜5年程度)は可能ですが、コルク栓による長期熟成(10年以上)とは異なるスタイルになります。ガラス栓の低酸素透過率は、フルーツ香や鮮度を長く保つのに適しています。一方で、コルク由来の微量酸素が生み出す複雑な熟成酒のキャラクターは期待しにくいです。ガラス栓ワインの多くは「フレッシュに早めに楽しむ」スタイルで造られているため、購入後2〜3年以内に飲むのがおすすめです。

Q. コルク栓とガラス栓、結局どちらが良い?

Q. コルク栓とガラス栓、どちらが優れていますか?

A: 一概にどちらが優れているとは言えませんが、目的によって適切な選択が異なります。長期熟成を目的とするボルドーやブルゴーニュの高級ワインにはコルクが今も適しています。一方、フレッシュな白ワインやデイリーワインには、ブショネリスクがなく開けやすいガラス栓やスクリューキャップの方が実用的です。大切なのは「どんなワインをどう楽しむか」という目的に合った選択をすることです。

まとめ|ガラス栓ワインは初心者にもおすすめの選択肢

この記事では、ガラス栓(Vino-Lok)の基礎知識から開け方・保存方法・選び方まで詳しく解説しました。

最後に要点を整理します。

  • ガラス栓はVino-Lokという正式名称を持ち、ブショネリスクがゼロで密閉性が高い優れた栓システム
  • コルクスクリュー不要・再封可能で、ワイン初心者でも扱いやすい
  • 主にドイツ・オーストリア産の白ワインに多く採用され、価格帯は1,500円〜5,000円が中心
  • 長期熟成より早飲みスタイルに向いており、フレッシュな果実味を楽しみたい方に最適
  • 未開封は立て保存OK・開封後は再封して冷蔵庫保存が基本

ガラス栓ワインは「安物」でも「特殊なもの」でもなく、品質へのこだわりを持つ生産者が選ぶ先進的な栓システムです。

コルクスクリューがなくても開けられ、飲み残しも安心して保存できるガラス栓ワインは、ワインをもっと気軽に楽しみたいすべての方におすすめです。

ぜひ次のワイン選びの際には、ガラス栓のボトルにも注目してみてください。

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